環境変数「PATH を通す」とは
環境変数の PATH は簡単に言ってしまうと、「ディレクトリのフルパス」を集めてまとめた設定です。
もしPATH が通ってない状況でコマンドプロンプトから実行したいプログラムがあった場合、そのプログラムのカレントディレクトリ上にいれば、もちろんプログラム名だけで実行できます。しかしカレントディレクトリが別の場所の場合、フルパスでプログラム名を入力しなければ実行することはできません。これは PATH が通っていないからです。
でも環境変数の PATH に、そのフルパスを登録すると、カレントディレクトリがどこであってもプログラムを実行できるようになります。
環境変数「PATH」の設定方法
「Windows」キー + 「i」 キーでWindowsの設定を開き、検索窓から「環境変数を編集」を検索します。

途中まで入力すると、サジェスチョンが出てきますので、システム環境の PATH を変更したい場合は「システム環境変数の編集」、ユーザ環境の PATH を変更したい場合は「環境変数を編集」を選択します。
ユーザ環境変数 PATH

「Path」を選択し、新規・編集・削除の必要な操作をします。
システム環境変数 PATH
システム環境変数 PATH の場合は SU して管理者権限で修正する必要があります。

「Path」を選択し、新規・編集・削除の必要な操作をします。
なお、PATHは複数のディレクトリを指定する事が可能で、その際は「;(セミコロン)」で区切って指定します。