プロジェクトを作る
はじめにプロジェクトを作ります。1作品1プロジェクトという管理の仕方になってます。

左上「Create a new project..」をクリックして「Name」を適当に入力して「Create」をクリックして作成します。
コンテントマネージャー(LOG タブ)
LOG タブの左側にあるコンテントマネージャーには全てのアセットが表示されます。コンテントマネージャーは大きく分けて「Filters」「Bins」「Libraries」の3つのセクションに分かれています。

Filters:
アクティブなフィルターでフィルターに一致する素材を常に表示します。これらはリアルタイムで自動更新され、小規模なプロジェクトほど対象をすばやく見つけることができます。空の場合は非表示に設定することもできます。
Bins:
大規模なプロジェクトで多くのアセットを管理するのに非常に役立ちます。これらは手動で作成し、手動で配置された素材のみが表示されます。複数のビンをグループにまとめることもできます。
Libraries:
素材をプロジェクトに取り込む場所です。素材はローカルドライブ、ネットワークドライブ、およびオーディオネットワーク、Amazing Music Tracks、Pond 5などのサードパーティの素材サイトからインポートできます。フィルター、ビン、またはライブラリを選択すると、素材が右側のセクションに表示されます。ビューを変更して、サムネイル画像のみを表示するか(タイルビュー)、サムネイル画像とアセットに関する情報を表示(リストビュー)するように切り替えることができます。
素材のインポート(LOG タブ)

左下にヒントが現れ、素材をインポートするようにうながしてきます。「Local Files」をクリックして素材を開きます。

素材を開くとまず左にサムネイル付きでリスト表示されます。どれかを選択して「スペース」キーを押すとサムネイル上でプレビューが再生されます。
リストをダブルクリックすると右に拡大表示されて再生ボタンをクリックすると再生されます。

「Not Imported」が表示されている場合は、まだインポートされていない状態です。
再生ボタンの上にある青い菱形を使うと動画の開始と終了の位置を決めることができます。赤い菱形はプレビューの現在位置です。開始と終了位置が決まったら、「Not Imported」をクリックしてインポートします。
編集(EDIT タブ)
タイムラインに読み込む

インポートができたら EDIT タブに移動します。

LOG タブで開始と終了位置を決めましたがここでも同じことができます。
- 赤い菱形:プレビューの現在位置
- 左の青い菱形:開始位置
- 右の青い菱形:終了位置
右の四角に囲われた矢印はタイムライン上に選択範囲を読み込ませます。
- 下矢印:選択範囲とタイムライン上のオブジェクトを交換する
- 左右矢印:選択範囲をタイムラインに挿入する

動画の選択範囲が決まったら、上図のように「Insert」をクリック、またはドラッグ&ドロップしてタイムライン上に読み込ませます。
トランジション
トランジションとは動画と動画の間にフェードインなどの効果をつけることです。

トランジションを挿入したい箇所で、境目を右クリックすると両方法に枠 ][ とメニューが出てきます。

その中から「Transitions」にマウスオーバーすると更にサブメニューが現れます。5つの効果とそれぞれの細かな設定をすることができます。「Dissolve」はフェードイン・フェードアウトで動画をつなぎます。最後に「Add」をクリックして反映させます。
タイトルの挿入(VFX タブ)
VFX タブではタイトルを入れたりエフェクトを追加することができます。
タイトルを入れる
動画にタイトルを入れてみます。タイムライン上はタイトルを入れたい位置に赤い菱形を移動しておきます。冒頭に入れる場合はタイトル用に空白をタイムライン上に作っておきます。

VFX タブ上で、右タブから「Text」をクリックして好きなエフェクトを右画面にドラッグ&ドロップします。

「2Tone Strap…」というのを使ってみました。

左の赤枠でタイトルの文字の変更ができます。またフォントの形やサイズなど、細かな設定ができます。
BGMの追加(AUDIO タブ)
AUDIO タブでは BGM の編集ができます。その前に音素材をインポートしなければいけませんが、方法は動画をインポートした時と全く同じです。LOG タブから行います。

LOG タブに移動して、動画と同じように左下の「Local Files」をクリックして素材を読み込みます。読み込んだら動画と同じようにインポートします。インポートしたら EDIT タブ(AUDIO タブ)で確認します。

EDIT タブで動画と同じように「Insert」ボタンか、ドラッグ&ドロップでタイムラインに読み込ませていきます。

タイムライン上の不必要な BGM は青い菱形で不要な範囲を選択し、上図の右上にある「Delete」ボタンをクリックすると削除されます。ちなみに Lightworks も Ctrl + z キーで取り消し、Ctrl + y キーでやり直しができます。
音量の変更
音声の編集は AUDIO タブで行います。

音量は上図の矢印の箇所をドラッグして上下に動かすことで変更することができます。
BGM のフェードイン・フェードアウト
BGM のフェードイン・フェードアウトも簡単にできます。

AUDIO タブ上で、上図矢印のように BGM タイムラインの端をマウスオーバーすると斜めの線が現れます。この線をドラッグすることでフェードイン・フェードアウトを設定することができます。
不要な音声の削除
AUDIO タブで不要な音声を削除してみます。

→| ボタンを押して現在位置を削除したい音声の開始位置に移動させます。

次に青い菱形をクリックして開始位置を設定します。

もう一度、→| ボタンを押して現在位置を削除したい音声の終了位置に移動します。

終了位置の青い菱形をクリックして終了位置を設定します。

最後に削除ボタンをクリックするとタイムラインから音声が削除されます。
動画の書き出し
YouTube 用の動画として書き出してみましょう。

タイムライン上の空いているところで右クリックします。するとメニューが現れますので「Export」>「YouTube」をクリックします。

動画の設定ダイアログが現れますので、確認して問題なければ「Publish」をクリックして完了です。
Lightworks プロジェクトの保存先
プロジェクトは2、3秒ごとに自動保存されるので Lightworks に保存ボタンはありません。
保存先は以下になります。なお、無料版では保存先を変更することはできません。
Windows: C:\Users\Public\Documents\Lightworks\
macOS: /Users/USER ACCOUNT/Lightworks/
Linux: /Home/USER ACCOUNT/Lightworks/
また、素材ファイルは以下に保存されます。
Windows: C:\Users\Public\Documents\Lightworks\Media
macOS: /Users/USER ACCOUNT/Lightworks/Media
Linux: /Home/USER ACCOUNT/Lightworks/Media
その他
アプリを再度立ち上げたら、素材が行方不明になっているようでしたので、以下のようにしたら治りました。
原因は Lightworks のデフォルトでユーザ>パブリック配下に素材を置くように設定されているようで、次回起動したときにこの場所に素材がないと行方不明だと言い始めるようです。

まず行方不明になっている素材は右クリックして、「Media」>「Repair」から素材の場所を指定してあげます。

また右上「PROJECT」から「Media」>「Locations」を選択すると Lightworks がデフォルトで素材を探す場所の変更・削除・追加ができます。これで次回起動したときに素材が行方不明になっていることがなくなりました。