After Effects と Illustrator は、もちろん同じ Adobe 製品なので連携して作業することができます。特にレイヤー構造をそのまま引き継いで After Effects 上でも作業できるのは、非常に大きなメリットです。このページでは、Illustrator のレイヤーを After Effects に読込む方法を解説しています。
ファイルの読込み
ファイルの読込みには以下の方法があります。どの方法を使っても同じなので、好みの方法を覚えましょう。
- プロジェクトパネルをダブルクリックして、読込みたいファイルを選択する。
- プロジェクトパネルに読込みたいファイルをドラッグアンドドロップする。
- ショートカット[Ctrl]+[I]キーから読込みたいファイルを選択する。
- メインメニュー「ファイル」>「ファイル読み込み」>「ファイル…」から読込む。

「読み込みの種類」
「読み込みの種類」の選択によって、レイヤーが統合されたり、レイヤー構造を維持したりできます。
ただし、構造を維持できる単位は最上位のレイヤーだけです。
1つのレイヤー中に複数のシェイプがある場合や、1つのレイヤーの中にレイヤーがネストしている場合は、1つのレイヤーに統合されます。もし1シェイプ(またはネストしたレイヤー)=1レイヤーにしたい場合は、イラストレーター上でシェイプをレイヤー単位に振り分けてから、読込む必要があります。
「フッテージ」
レイヤーは、1つに統合された状態、または任意のレイヤー1つのみを読み込むことができます。
「レイヤーオプション」
- レイヤーを統合:レイヤーを統合して読込みます。
- レイヤーを選択:読込みたいレイヤーを1枚だけ選択できます。
「フッテージのサイズ」
- レイヤーサイズ:余白を含まない純粋なレイヤーサイズです。
- ドキュメントサイズ:余白を含む書類のサイズです。
「コンポジション」
レイヤー構造を維持した状態で、すべてのレイヤーを読み込むことができます。
「フッテージのサイズ」
- レイヤーサイズ:余白を含まない純粋なレイヤーサイズです。
- ドキュメントサイズ:余白を含む書類のサイズです。
「コンポジション-レイヤーサイズを維持」
レイヤー構造を維持したまま読込むことができます。フッテージサイズは、余白のないレイヤーサイズとなります。

AI ファイルの読込みでは PSD の時と異なり、ファイル選択時のみ表示される項目です。