DaVinci Resolveでは、モザイクは画面全体あるいは画面の一部に設定できます。画面の一部だったら固定位置に設置する場合と動体に設置する場合があります。このページでは、画面の一部にモザイクを適用する方法を紹介します。初めに部分的に固定モザイクを設定する方法を紹介して、次に動きを追って動くモザイクを紹介します。どちらも工程は基本的に同じですが、動体に設置する場合は、動体を追従させるためのトラッキング工程が追加されます。
※画面いっぱいにモザイクなどのブラーをかける方法は、以下よりどうぞ
部分的に固定モザイクを設置する
モザイク対象のクリップを選択する


エディットページでモザイクをかけたいクリップを選択します。(枠が赤くなります)
DaVinci Resolve の基本的な使いかたは以下よりどうぞ
エフェクト用のノードを追加
カラーページに移動します。


右上の「ノード」タブをクリックします。


「ノード」タブが表示されたら、ノードエディタ上の [01] のノードを右クリックして「ノードを追加」>「シリアルノードを追加」をクリックします。


[02] ノードが [01] ノードの横に追加されます。
範囲の設定
モザイクをかける範囲を選択します。
[02] のノードを選択します。


- 「ウィンドウ」ボタンをクリックします。
- モザイク範囲の選択ツールが表示されるので、今回は円形を選びます。


ビューワー上に選択範囲の円形が表示されます。
ドラッグして位置やサイズを変更し、モザイクをかけたい部分を設定します。
効果の反映


範囲が決まったら、右上の「OpenFX」タブをクリックします。




「ライブラリ」が表示されます。今回はモザイクなので「ブラー(モザイク)」を [02] ノードにドラッグアンドドロップすると、映像にモザイクがかかります。


「ブラー(モザイク)」>「ピクセル数」や「スムーズ強度」の値をスライドして、モザイクの強さや粗さを調整します。
完成図


動体にモザイクを設定する
作業は固定位置にモザイクをかける場合とほぼ同じで、動体をトラッキングする工程が増える感じです。
固定位置の時と同様に、[01] ノードを右クリックして[02] ノードを追加し、範囲選択ツールでモザイク範囲を選択します。
トラッキング
この工程が固定位置モザイクの方法に追加されます。


モザイク範囲を選択したらトラッキング設定をしていきます。
「トラッカー」ボタンをクリックします。


「トラッカー」ボタンをクリックすると、「トラッカー」が表示されます。


「トラッカー」の再生ボタンをクリックすると、トラッキングが開始されます。ビューワー上で、選択した範囲が網掛になり、トラッキングされていく様子を確認しながら進行します。
トラッキングが上手くいかない場合は、逆再生でトラッキングしたり、「ズーム」「回転」などのチェックを変えたり、範囲がずれるフレームで位置やサイズを調整してみます。


効果の反映
トラッキング完成したら、固定モザイクと同様に「OpenFX」>「ブラー(モザイク)」を [02] にドラッグアンドドロップして適用します。
完成図


ビューワーの再生ボタンをクリックして確認します。