Anaconda Navigatorを使うと、仮想環境の作成・削除、パッケージの追加・削除・アップデートなど、Anaconda環境をグラフィカルな環境で管理することができます。
Home 画面の概要
AVACONDA NAVIGATOR を起動すると Home 画面が立ち上がります。

ここにはAnacondaで利用できる様々なアプリケーションが並んでいます。コマンドプロンプトやPowerShell、Jupyter Notebook、Spyder などの起動やアプリケーションの管理も可能です。
コマンドプロンプトの起動
インストールの際に「Just Me」を選択した場合、コマンドプロンプトとPowerShellの起動は、システム環境にPATHが通っていないため、Anaconda経由で行います。

「CMD.exe Prompt」の「Lanch」をクリックします。

閉じるときは、exit と入力します。
PowerShell の起動
PowerShellもコマンドプロンプトと同様です。

画面の「Powershell Prompt」の「Lanch」をクリックします。

PowerShell はコマンドプロンプトの後継でコマンドプロンプトより機能が拡張されたものです。
なお、コマンドプロンプトとPowerShellは下図のように「Environments」からも起動することができます。

なお、「Open with Python」は通常の対話形式のインタプリタで、「Open with IPython」は対話型を強力にしたインタラクティブシェルの「IPython」を起動します。
Python パッケージの追加・削除・アップデート
Python ライブラリの追加。削除・アップデートは、「Environments」画面から行うことが可能です。

「Environments」に移動し、「installed」をクリックすると選択が表示されます。「installed」は現在インストールされているパッケージとそのバージョン、「Updatable」はアップデートが可能なパッケージです。
もちろん、コマンドプロンプトかPowerShellでコマンドラインからの管理も可能です。ただしAnaconda は conda というパッケージ管理ツールを採用しており、Python 標準で採用されている pip コマンドでパッケージを管理すると Anaconda 環境が破壊される場合があります。場合というのは、同じパッケージが Anaconda にも存在する場合、conda で管理しているパッケージを pip で管理しようとしたことでコンフリクトが起こるためです。
ちなみに、モジュールだのパッケージだの似たような用語が出てきますが、モジュールが集まったものがパッケージで、パッケージが集まったものがライブラリといったイメージです。