Anacondaとは
Anaconda は、 NumPy や Jupyter といった科学計算(データサイエンス、機械学習、大規模データ処理、予測分析など)のためのPythonとR言語に必要なライブラリをまとめてインストールしてくれるディストリビューション(必要なソフトウェアをまとめて配布してくれるサービス)です。
Anacondaは、無料のオープンソースディストリビューションで、パッケージのバージョンはパッケージ管理システム conda によって管理されています。
Anacondaのインストール
ここでは Windows 10 の環境に Anaconda をインストールする方法について解説します。
まず、以下のAnacondaのサイトにアクセスして、Anacondaをダウンロードします。


メニューの「Products」から無料バージョンの「Individual Edition」をクリックします。

「Individual Edition」のページに移動して、「Download」をクリックし、ページ下に移動します。Windowsの64bitバージョンをクリックするとダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したら、ファイルをクリックしてインストールを開始します。

利用規約に同意します。

次にインストール先のユーザを選択します。推奨は今インストールしているユーザのみ「Just Me」になっていますので、そのまま進めます。

インストール先のディレクトリの画面に移動します。特に理由がなければ、デフォルトのまま進みます。「Just Me」を選択した場合は、インストール先のデフォルトがユーザのディレクトリ配下になります。

【参考】
もし全ユーザにインストール「All Users」を選択した場合は、下図のようにインストール先のデフォルトが「ProgramData」配下になります。

オプションの選択画面に移動します。上の「Add Anaconda3 to the system PATH environment variable」は、AnacondaのPATHをシステム環境に通すか否かです。Anacondaの管理画面(Anaconda Navigator)からコマンドプロンプトやPowerShellは利用可能ですので、チェックしないで進めます。
もしあとで、システム環境にパスを通したくなったら、コントロールパネルから環境変数に登録するか、Anacondaを再インストールします。

インストールが始まります。

インストールが完了しました。

Anacondaの起動
Anacondaが正常にインストールされたか確認してみましょう。
左下のWindowsメニューをクリックして開くと、下図のようにAnacondaがメニューに追加されています。Anaconda Navigatorをクリックしてみましょう。

Anaconda Navigatorが起動しました。Anaconda Navigatorは、Anacondaの管理画面になります。ここから仮想環境を作成・管理したり、ライブラリの追加・削除・アップデートなどを行うことができます。

以上でAnacondaのインストールは完了です。