Windowsを起動するだけで3~4分、使用中は HDD のランプが消えることなく、メインメモリはオンボード 4GB で交換不可、SD カードでreadyboostにしてみても何の効果もなく、下取りに出そうかと買取価格を調べたら良くて2万円…w
どうしたものかと考えた末、廃棄予定だった HP ノートの SSD を試しに載せてみました。
ご注意
あくまでも自己責任で行ってください。この記事を参考にして破損・故障などが発生しても当方は一切責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
SSD 換装の手順
リカバリディスクは購入時に作成したものを使用するので省略(作成手順は以下のパナソニックサイトご参照)。BIOS にアクセスできるように、Windows 上で高速スタートアップを無効化。SSD を換装します。換装が終わったらリカバリディスクから起動できるように BIOS の設定を変更します。BIOS 設定が完了したらリカバリディスクから起動してリカバリを進めます。リカバリが完了したらリカバリディスクを抜いて BIOS と Windows の設定を元に戻して完了です。
高速スタートアップの無効化
この機種は起動を速くするために BIOS が表示できないようになっていますので、あらかじめWindowsの設定を変更して BIOS を表示できるようにします。

Windows の「コントロールパネルから」>「ハードウェアとサウンド」>「電源オプション」>「システム設定」>「高速スタートアップを有効にする(推奨)」を表示します。そして「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックボックスを外して、設定を保存します。
チェックボックスがロックされている時は、画面上の「現在利用可能でない設定を変更します」をクリックすると変更可能になります。
Let’s Note の解体
ドライバーは精密ドライバーが必要になるので予め用意しておきます。また、開封する前に金属に触れるなどして静電気を落としておきます。
SSD 換装
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はじめにバッテリーを外して、金属に触れるなどして静電気を逃がしておきます。パネルのネジはとても外しやすく爪もほとんどないのでネジを外すと簡単に開きます。
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HDDはネジで固定されておらず簡単に外すことができます。SSD にケーブルを接続して HDD ケースに戻し、パネルを閉めて終了です。
BIOS の設定変更
SSD の換装が終わったら、電源を入れてリカバリディスク(DVD)から起動できるように BIOS の設定を確認・変更します。設定ができたら一旦電源を落とします。
再び PC の電源を入れてすぐに「F2」キーを長押して、「スタートアップ メニュー」が表示されるまで待ちます。

BIOS が開いたら矢印キーを使って「セキュリティ」>「セキュアブート」へ進み、「Enter」キーをおします。

矢印キーで「セキュアブート制御」に進み「Enter」キーを押すと有効・無効が選択できますので「無効」にします。(「セキュアブート状態」を無効でも良いと思います)
リカバリディスクは DVD なので DVD からブートできるようにする必要がありますが、特に変更を要する項目がなかったので変更内容を保存して終了します。
リカバリ
リカバリィディスクを PC に接続して PC の電源を入れます。リカバリディスクから起動してリカバリを進めます。所要時間は2時間強かかりました。
リカバリが完了したら、最後に BIOS の設定と高速スタートアップを元に戻して完了です。
動作確認
起動から何から見違えるほど速くなりました。メインメモリが 4GB しかない本体と廃棄予定の SSD でここまで速くなるとは予想外(元々が遅すぎた)でした。
換装に使った HP の中古 PC から外した SSD は intel 製でした。健康状態を「Crystal Disk Info」で換装後に調べてみました。約10年前の SSD ですが、なんと正常に動作してました。もし新品の SSD に変えたら今でも十分に使えるスペックです。

