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Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

「Storage Executive」はCrucial社製 SSDの管理ツールです。SSDの健康状態やパフォーマンス向上など様々なユーティリティを提供しています。

「Storage Executive」64bit版のダウンロード

「Storage Executive」64bit版のダウンロードは以下の Crusial サポートページから行います。

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)
Crucial Storage Executive SSDを高速化にする無料ソフト|Crucial Japan
Storage Executiveは簡単な操作でSSDパフォーマンスを向上させることができます。Crucialにより、SSDを高速化にする無料ソフトStorage Executiveをご紹介します。

システム情報画面

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

「システム情報」画面にはメモリとSSDの概要が表示されます。画面上には物理メモリと仮想メモリが表示されます。画面の下には製品番号とシリアル番号、ファームウェアのバージョン、ストレージ容量と使用率、温度など、接続されているSSDの概要が表示されます。また、S.M.A.R.T.レポートおよびファームウェア更新用のクイックアクセスボタンがあります。

仮想メモリとは

仮想メモリ(バーチャルメモリ、ページングファイル、ページファイル)とは、物理メモリが足りなくなった時にメモリの内容をHDDやSSDに書き出して物理メモリ不足を補う機能です。あくまでPCが重くなったりフリーズするのを防ぐための緊急措置なので、物理メモリより動作は遅くなります。仮想メモリが頻繁に使われるような場合は物理メモリを追加する必要があります。しかし最近のPCは必要十分なメモリを積んでいることが多くなったので、仮想メモリが使われることも少なくなりました。なお、PCの初期設定で仮想メモリの値は適切なものに設定されており仮想メモリの設定を変更する必要はありませんが、コントロールパネルの「システムの詳細設定」から手動で変更することも可能です。

ドライブの詳細

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

「ドライブの詳細」画面にはSSD(NANDフラッシュメモリの書き込み摩耗)の寿命の監視を可能にする「Total Bytes Written(Storage Executive)」の値、SSDが利用しているドライバとインターフェースなど、ドライブの詳細情報が表示されます。

この画面のドロップダウンメニュー(左上)に表示されるシステムの「Get Debug Data(デバッグ情報の取得)」を選択するとエラーログが生成されます。Crucialのサポートがシステムの不具合を診断する際には、このログを請求する場合があります。

また、この画面ではWindowsで可能なパフォーマンスの最適化の方法が表示されます。8.3ファイル名作成の無効化、AHCIモードの有効化、書き込みキャッシュバッファフラッシングの設定の変更など、パフォーマンスや安定性の向上が期待できる提案が表示されます。(提案通りの効果が出るとは限りません。)

S.M.A.R.T

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

S.M.A.R.T. (Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)はHDDやSSDの障害・故障の早期発見と予測を目的としてディスクドライブに搭載されている一般的な機能です。
この画面にはドライブのパフォーマンスに関するセルフレポートの値が要約され、この値で判定されたドライブの状態が「Storage Executive」全体を通じて表示されます。

ファームウェアの更新

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

「ファームウェアの更新」画面では搭載されているファームウェアのバージョンや、更新プログラムがあるかどうかを確認できます。更新プログラムが見つかった場合はこの画面で適用できますが、「ファームウェアのライブ更新をクリック」実行すると更新処理中に強制的に再起動されます。なので実行する前に開いているプログラムがある場合はそのデータを保存する必要があります。もし同じ機種のドライブが複数存在するとすべてのドライブが更新されます。

ドライブのサニタイズ

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

「ドライブのサニタイズ」を実行するとパーティションを含む全データがドライブから削除されます。ドライブを再度使用するためには再初期化が必要になります。またファームウェアの更新と同様、この処理中に再起動が行われるので必要なデータの保存を確認してから実行する必要があります。
なお、パスワードで保護されたTCG対応のドライブではこの機能は使用できないので、代わりに「PSIDを元に戻す」を使用する必要があります。

PSIDを元に戻す

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

「PSIDを元に戻す」機能は「ドライブのサニタイズ」と同様にドライブから全データを削除します。違いはTCG対応のドライブにおいて、ドライブパスワードを設定され、ハードウェア暗号化によりロックされていて、パスワードを紛失していて元の資格情報ではアクセスできないようになっているSSDを元の状態に戻します。この処理ではユーザーがドライブのラベルに印字されている32文字のPSIDを入力する必要があります。

Momentum Cache

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「Momentum Cache」はSSDへの書き込みを直接SSDに書き込むのではなく、使用可能なメインメモリ(メインメモリ容量の最大25%、4GB以内)に一旦キャッシュさせる機能で、SSDへの書き込みのパフォーマンスが向上します。なお、Momentum Cacheの使用中に突然電源が遮断した場合にはデータ消失・破損のリスクがあります。これを防ぐため、ノートパソコンではバッテリー残量が25%まで低下すると自動的にMomentum Cacheは無効になります。デスクトップパソコンにはこれに相当する機能が存在しないので、Momentum Cache機能を使用している間はUPSを使用することが推奨されます。

Momentum Cache の有効化で10倍以上の高速化が可能?

ベンチマークソフトを使うと10倍まで行きませんがかなりの高速化が見られます。ただネットの書き込みを見ると、数値は上がったけど逆にアプリ起動が遅くなったなどという意見もありPC環境によるものと思います。
なお、SSDがブートドライブとしてインストールされていないとMomentum Cacheを利用できないとメーカーサイトには記載されていますが、当方の画面を見ると利用不可ではなく推奨のようです。

Momentum Cache の有効化の副作用は?

Momentum CacheはSSDを高速化するだけでなく、SSDの寿命を延ばすのにも効果があります。SSDはデータの書き込み量で寿命が決まるため、データをSSDに書けば書くほど寿命が短くなります。しかしMomentum Cacheが書き込みデータをメインメモリにキャッシュさせることで、SSD上の書き換え回数が減少し、結果的にSSDの寿命が伸びることになります。

Momentum Cache を試した結果

Momentum Cache を起動ディスクの m.2規格 Crusial P5 に適用してみました。数値上は劇的な変化がありました。指標によっては確かに10倍越えの数値が出ています。

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適用前

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

適用後

ブートディスク以外にも適用できる?

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2.5インチ規格の Crusial MX500 にもMomentum Cache の有効化ボタンが表示されます。メーカーサイトにはブートディスクしか有効化できないとの記述がありましたが、禁止ではなくブートディスクを推奨という意味でしょうか。

Flex Capacity

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「Flex Capacity」はCrucialブランドのSSDではサポートされていないMicronの製品ラインです。

オーバープロビジョニング

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「Momentum Cache」がメインメモリをキャッシュとして利用したのに対し、「オーバープロビジョニング」はSSDをキャッシュとして割り当てます。SSDコントローラの使用領域を増やすことでウェアレベリングなどの実行をスムーズにしSSDのパフォーマンスを向上させます。CrusialのテストではSSD容量の5~10%が効果が高いそうです。独立したパーティションを作成するためユーザの使用領域が減ってしまいますが、この機能もSSD寿命を延ばす効果があります。

セカンドディスクをオーバープロビジョニングしてみた

Dドライブに使っている Crusial MX500 にオーバープロビジョニングを適用してみました。パーティションが新たに作られるということで、今のディスクがフォーマットされてしまうのでは?と恐れましたが、そのようなことはなく数クリックであっという間に終わりました。

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

左メニューのオーバープロビジョニングに入り、「オーバープロビジョニングの開始」をクリックします。

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オーバープロビジョニングに割り当てるディスク容量を聞かれます。「推奨:」をONにすると、勝手にサイズを決めてくれます。

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確認画面がポップアップします。「オーバープロビジョニングの設定」をクリックして進みます。

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オーバープロビジョニング(OP)が設定されました。設定サイズも表示され、「OPのクリア」をクリックすると簡単に解除できそうな雰囲気です。

オーバープロビジョニングのスピードテスト

オーバープロビジョニングの前後のスピード比較をしてみました。

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適用前

Crucial SSD管理ツール「Storage Executive」の使い方(Windows10)

適用後

スピードは若干上がっているようですが、体感できるほどのものではないようです。SSDの寿命を延ばすのが主目的ですので問題はなしです。

デバイスの自己診断

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SSDの簡単な合否判定テストを実行し、不具合の概要を提示します。不具合の詳細情報を知りたい場合はSMARTが推奨されます。

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