Photoshopに搭載されているAI機能「Adobe Sensei」の技術を使った「ニューラルフィルター」を使うと、ポートレート写真の表情を変更することができます。笑顔にしたり、怒った表情にしたり、目線や顔の向きまで変えることができます。さらに年齢を変えたり、被写界深度を変えたり、モノクロ写真をカラーに変えることまでできます。今までPhotoshopのエキスパートですら出来なかったことが、AIで素人でも簡単に出来るようになりました。
「ニューラルフィルター」を適用する
まずはポートレート写真を開いて、「ニューラルフィルター」を適用します。

メインメニューから「フィルター」>「ニューラルフィルター」を選択します。

今回は表情を笑顔にします。
- 「スマートポートレート」を有効にします。
- 「笑顔」をチェックします。

スライダーを右(プラス)方向にドラッグすると笑顔になります。
設定した後は、処理が終わるまで少し待ちます。

なかなかのクオリティだと思います。
同様に、驚きや怒りの表情も作ってみました。



保存
処理が完成したら、保存します。
保存する際は、以下の選択肢があります。
- 現在のレイヤー
- レイヤーを複製
- マスクしたレイヤーを複製
- 新規レイヤー(デフォルト)
- スマートフィルター

- 保存方法を選びます。
今回は、デフォルトの「新規レイヤー」で保存します。 - 「OK」をクリックします。

「笑顔」が新規レイヤーとして、背景の上に作成されました。
レイヤーを非表示にすることで、いつでも元の状態を確信したり、元に戻したりできます。
「ニューラルフィルター」は表情以外にも、ノイズを取ったり、年齢やメイクアップをしたり、被写界深度を変えたり、モノクロ画像をカラーに変えることできます。